UNIX コマンド kill
UNIX において コマンド kill とは以下を示します。
構文
- kill [-s signal] pid …
- kill -l [signal]
オプション
- -l
シグナルの一覧を表示する
- -s signal
送信するシグナルを指定する
- pid
終了させるプロセスIDまたはジョブを指定する
説明
- プロセスおよびジョブを終了させる。終了の方法はシグナルによって決まる。
使用できるシグナルは以下の通り。通常、よく使うのはSIGHUP(終了して再起動), SIGKILL(強制終了)など。シグナルの指定には数値か,シグナル名(先頭のSIGを 除いたもの)が使用できる。
代表的なシグナル
- SIGHUP
端末との接続が切断された(Hangup)ことによるプロセスの終了
- SIGINT
キーボードからの割り込み(Interrrupt)によるプロセスの終了
- SIGQUIT
キーボードからのプロセスの中止(Quit)
- SIGILL
不正な命令(Illegal instruction)によるプロセスの中止
- SIGTRAP
トレース(Trace),ブレーク・ポイント・トラップ(breakpoint trap) によるプロセスの終了
- SIGABRT
abort関数によるプロセスの中断(Aborted)
- SIGFPE
浮動少数点例外(Arithematic exception)によるプロセスの終了
- SIGKILL
Killシグナルによるプロセスの終了(killed
- SIGSEGV
不正なメモリー参照(Segmentation fault)によるプロセスの終了
- SIGPIPE
パイプ(Pipe)破壊によるプロセスの終了
- SIGALRM
alerm関数によるプロセスの終了
- SIGTERM
終了(Termination)シグナルによるプロセスの終了
使用例
- $ kill -9 1625
1625番のプロセスを強制終了する
- $ kill -HUP httpd
httpdを再起動する
kill と kill -9 との違い
- kill
プロセスに対して、後処理を含めてきちんと終了しなさい、 と指示する。
- kill -9
後処理も何も要らないから直ちに終了しなさい、 と指示するものです。ですから、処理中のファイル等の内容が 失われる等の不都合が起こる場合があります。
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