PostgreSQL カンファレンス 2007

毎年開催される PostgreSQL カンファレンス 2007 に参加しましたので、その内容を纏めてみました。午 前中は基調講演なので共通ですが、午後に関してはセッション毎にテーマが異なるので、ここで報告するのは新バージョン、新機能などを中心に報告致します。

開催日時

  2007年6月5日
  秋葉原UDX

リリース予定と新機能

PostgreSQL8.2

  最新:8.2.4
  PostgreSQL8.1.4と性能比較すると20%向上

PostgreSQL8.3

  2007年4月  開発Freeze
  2007年8月  リリース予定

  新機能/変更点
  ・HOT
    UPDATE時においてのINDEX更新内部処理を変更
  ・ファイルサイズ 15%削減
  ・Seq Scan の改良 Synchronized Tables Scan
  ・実行計画のキャッシュ
  ・Recovery 時のI/O 50%削減
  ・Order By LIMIT の速度向上
  ・Marge Join の結合速度向上
  ・XMLサポート
    FUNCTIONを使用
    ただし、PostgreSQL8.3で未完なので、以降のバージョンで使用する事
  ・TSearch2
    標準ディストリビュートされた

PostgreSQL8.4

  2008年10月  リリース予定

  新機能/変更点
  ・CheckPoint 改良
    チェックポイントスパインクの発生を制御
    大量更新時、処理性能の安定が目的
  ・logging option 追加
    -> log_autovacuum
    -> log_lock_wait
  ・DML volume 削減
    loggingするテーブルを制御可能
    COPY、Cluster コマンドなどのログ取得制御可能

今後の展開

Solaris10

  2006年2月 PostgreSQLが標準ディストリビュートされている

  ※ SUNがPostgreSQLと連携し共同開発
  以下の機能をPostgreSQLに対応させ、性能向上、操作向上などを実現
    ・SMF、Sun Cluster、ZFS
    ・DTrace
        Autotuning(PostgreSQL8.3 以降)
    ・SpecJAppserver

  2006年8月  PostgreSQL8.2がディストリビュートされる予定(今後、期待大)

冗長構成の考察

PostgresForest

  最新v4.0
    PostgreSQL8.1 に対応
  ドライバ
    JDBC だけなので可用性(低)
  テーブルはパーティショニングされ各ノードに格納
  シーケンスなどのレプリケート可能/不可能はバージョンに依存

pgClustrer

  最新1.3.0
    PostgreSQL8.0.1 のみ対応
  オンラインリカバリが実装済みとの情報があるか正しいのか確認必要
  DML文に対して内部的動作を加えているので、実際に検証が必要

pgpoolⅠ

  最新版pgpool-3.2

pg-poolⅡ

  PostgreSQL7.4以降に対応
  管理画面搭載
  2007年7月 オンラインリカバリをリリース予定 現状α版
  ○コネクションプール
  ○負荷分散
  ×パラレルクエリー

  ※オンラインリカバリが実装され、実用的なら採用(大)
  ※性能向上も見込まれる

他社実例

リクルート

  PostgreSQL8.1.5
    アーカイブログ適用でPointTimeリカバリ可能
    ただし、商用サポートを利用

    ※PostgreSQL利用
    http://r25.jp/
    http://doko.jp/

NTTデータ

  ISO/IEC 15408 認証を世界初で取得
  ただし、PostgreSQL8.1.5 のみに対応

  ※機能追加は以下の2つで、あとは運用マニュアルでISOを取得している感じ
    なので、ISO認証を取得したメリット/実用性は低い
    ・ログ閲覧機能
    ・パスワード認証強化機能

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